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まどか文庫のブログ

1971(昭和46)年、岐阜市長良川のほとりで開設。 8畳間、200冊の本から始まった文庫は、6年後豊橋へ。
地域活動の広がりとともに、その活動の幅も広がっています。 ・・・左のひと 右のひと 両どなりのひとを 自分の意識の中にくみこみます。
それが社会です。人間関係です。協力、たすけあいです。~円について~ 「魂の発見」(子安美知子)著より・・・

【報告】7月26日ひぐちみちこさん手づくり絵本講座

     伊藤忠記念財団 
2021年度子ども文庫助成事業

 ひぐちみちこさん手づくり絵本講座
 7月26日火曜日 豊橋市中央図書館

 雨の中、ひぐちみちこさんは岐阜から
 駆けつけて下さいました。多世代の
 皆さんのご参加で、1時間の充実した
 プログラム。
みちこさんのお話もあって
 だれもが自分の作品を手に、大満足。

 折りたたみのテーブル3台と子ども
 椅子4脚、扇風機を持ち込み、 
 2部屋を使って、6つのテーブル
 それぞれに、やっちゃん作の
 編みぐるみさんが見守ってくれる、
 とても和やかな会場となりました。 

 村田育子さんが届けて下さった感想文と、
 当日の写真から、改めて振り返って
 います。図書館の皆様には大変
 お世話になりました。有難うございます。
    *********
    
「ひぐちみちこさんのお話の中から」
 村田育子


「かくれんぼ絵本」画用紙を二つ折りにして、
折り紙と カラーペン・くれよんを使って、
子どもたちが自由に絵本を 作ってゆく間に、
大人に向けてひぐちみちこさんがお話をされました。
 学校や園から帰宅した子どもを待ちかまえて、「今日は
何があった?」「宿題は?」「テストは?」などど聞かない。
子どもは一日を人の中で暮らして、疲れているはずです。
まず、ホッと一息つかせあげるのが大切で必要なことと言われ
ました。母親は離れて手仕事などをすると良いそうです。
 私は早く早くと急き立てて、おけいこをさせたり、テストで
まちがえたところをなおさせ、他の子より勝っていると安心
していました。心からえらかったねと誉めたことがあった
だろうかと子育てをふりかえっていました。
 今はおばあさんという立場になり、「1日を学校で 
みんなと勉強をして来るなんてえらいよ。すごいことだよ。
がんばったね。」と言えるようになりました。
 ひぐちみちこさんは、子どもの力に任せて管理しすぎない
ことと言われました。子どもの発達段階を大切に寄り添う
こと。他の子より早く、たくさんできることを目標にしない
ことと言われました。
 宮沢賢治の『蜘蛛となめくじと狸』では、大きくえらく
なろうとした三人が地獄行きの競争をしていたという話です。
同じことを教えて頂いたと思いました。また、子どもは神さま
から良い贈り物をもらって生まれて来る。子どもの力を信じ、
親はその命を守ること。寄り添い、愛情をもって見守れば、
まっすぐ生き生き育つ力を持っていると言われました。


 私の時間を巻き戻すことができるなら、何回も何回も子どもの
「もう一回読んで」に答えたいと思いました。

子育て中のお母さんたちにエールを!

お母さんを大好きな子どもたちにエールを!

ひぐちみちこさん、ありがとうございました。 

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