忍者ブログ

まどか文庫のブログ

1971(昭和46)年、岐阜市長良川のほとりで開設。 8畳間、200冊の本から始まった文庫は、6年後豊橋へ。
地域活動の広がりとともに、その活動の幅も広がっています。 ・・・左のひと 右のひと 両どなりのひとを 自分の意識の中にくみこみます。
それが社会です。人間関係です。協力、たすけあいです。~円について~ 「魂の発見」(子安美知子)著より・・・

世界の本が「まち」をつくる試み

3月16日(月)朝からみぞれ(?)風が吹き、厳冬の一日。
 「通りかかって、寄りました」と子連れの方。「また来ました」と、組み合わせ変えて来所下さったご家族が何組も。ユネスコの活動のお仲間、お話会のご縁で、学校図書館や公共図書館の司書さん、ご近所のリピーターさん・・と、世界の本展に足を運んで下さる皆さまの流れは、朝10時から午後6時まで、切れずに続きました。
 
 ちいさいお子さんも参加下さいました。板の間を走り回っても大丈夫。ちゃんとお相手下さる「おばあちゃん」が現れて。


  畳の間では、ほんとのおばあちゃんの読む本にぴったり寄り添って「あめだま」(ペク・ヒナ作)を楽しむ姿。ここでは自然に多世代の交流が生まれます。これぞ集会所図書室!
  
 市営団地と町内の集会室を兼ねる展示本のならぶ会場は、10数名の皆さまがご一緒下さるといい雰囲気が生まれます。それぞれ自分の時間を楽しんで下さるなかで、ここちよい「図書室」になります。本のあるこのシンプルな空間。61か国と地域の、世界の言葉(50言語)が静かに行き交って。
 共生って?多文化って?紛争地や、戦争の最中の国から、先の大戦を、この前の震災を、今生きる私たちが知らないことが、さりげなく表現されている。そのなかで私たちが直面している、新型コロナウイルスに関連して、本展で「伝染病」を扱う2冊に注目しました。<出展作品紹介の冊子より引用>
 ◆「冬の暗さ」(アイスランド共和国)<突然得体の知れない伝染病が広まり、すべての計画は白紙になる。そして、自分たちの命を守ること以外、何も考えられない日々が始まった>
 ◆
「明日は闇の中」(ノルウェー王国)<生き延びるために、愛、愛情、家族のあり方など、あらゆることが試される>
PR