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まどか文庫のブログ

1971(昭和46)年、岐阜市長良川のほとりで開設。 8畳間、200冊の本から始まった文庫は、6年後豊橋へ。
地域活動の広がりとともに、その活動の幅も広がっています。 ・・・左のひと 右のひと 両どなりのひとを 自分の意識の中にくみこみます。
それが社会です。人間関係です。協力、たすけあいです。~円について~ 「魂の発見」(子安美知子)著より・・・

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報告とお礼(その4)「ご近所のみなさん」

本展の開催後も、何かと話題になっています。これまで「本」の話をしたこともない方がたから、「行けなくってごめんね」「ちらし見たよ」「いいことやったのね」にはじまり、自転車で配達仕事中の方からは、「集会所の前を通って、本展のこと知ったけど、どうでした?」と聞かれたり。「図書館」が身近にあると、本を楽しむ生活が、当たり前になることが分かります。高齢者の多い町では、ことに歩いて行ける、「近い」ことが一番です。
 渥美線南栄駅の出口や集会所への道すじの家々の塀に、ちらしを貼って頂きました。今回、会場の周辺の二つの町内自治会と商店街の皆さんの協力を得たことで、本展を身近に感じて頂けたと思います。まちぐるみで、本展を応援して頂いたことに感謝しています。

  風の強い日も、頑張り通したポスターとちらし。南栄駅東にて。
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報告とお礼(その3)

〇本展にお訪ね下さる皆さまに、入口でアルコール消毒、手洗い、換気等々のお願いをしました。状況を承知下さり、気持ちよくご協力頂きました。消毒用アルコールを2か所から届けて頂いたこと、体温計を購入したことなど、これまでの行事ではなかったことばかりです。

 


〇スタッフの皆さんは・・・
 朝
10時から午後6時までの開館中、「近くに住んでいますから」とフル稼働の方々、まちなかから自転車で駆けつけ、となりの町から車で、JRで、バスで、渥美線で・・・と、毎日延べ10人近くが、会場係に従事。友人知人の皆さんから届けていただいた、おもたせ、お土産、お差し入れを休憩タイムに頂きました。ありがとうございました。


3月21日(土)報告とお礼(その2)「展示本について」

〇JBBYからお借りした世界の子どもの本191冊は8箱に詰められ、3月19日東京に。ありがとうございました。
    【写真】会場の片付け、本の整理(3月17日午後5時~7時)
  

本展で活躍した小道具と図書館の本がまちかどステーションに戻ってきました。


 豊橋市中央図書館から特別貸出を受けた84冊の本(児童書・閉架書庫・司文庫)の返却を3月21日に行いました。ありがとうございました。会期中に読めなかった本もあり、返却の日をついつい延ばしてしまって・・・。
  返却用のケースには、これまでのアンデルセン賞関連の本に加え、3月14日講演会講師のお二人の作品も含まれています。とくに人気の高かった2冊を紹介します。
 「シャンプーなんてだいきらい」徳間書店(おおつかのりこ訳)は親子で、家族で、繰り返し読み合いに使われていました。気に入って、「このままかりていきたい」と言Iい続けるえりちゃん。最終日の最後まで待機して、決めました。「としょかんにもどってきたら、としょかんでかりる」と。この春、一年生。これからの本との出会いが楽しみです。
 市内の中学校図書館から借りた「マルコとパパ」偕成社(宇野和美訳)を、会場では、いつもだれかが読んでいました。「この本いいよ」と勧められ、私も
読みました。ちょうど3月21日は「世界ダウン症の日」ということも知りました。「あそびは、困難やいたみにたちむかう力になる」(118頁)が、子どもたちが今、直面している<コロナ休み>につながり、心に残りました。同じ訳者の「太陽と月の大地」(福音館書店)、「民主主義はだれのもの」(あかね書房)も読みたいと思っています。


「世界の子どもの本展」最終日を無事迎えることができました。


 3月17日(火)穏やかな日ざしに恵まれた一日でした。
 昨年12月に開催が決定し、皆さまのご支援で準備を進めてきたJBBY主催「世界の子どもの本展」。2月から新型コロナウイルス感染問題が深刻化し、開催が危ぶまれた6日間の「本展」。なかでも直前まで揺れ続けた講演会。お陰様で、本日、すべて終了できました。誠に有難うございました。
 10時。開所と同時に80代のご夫妻が、ゆっくり歩いて会場に到着されました。ようこそ!今日は最終日のため、早めの17時に閉める予定でした。20分前に、駆けつけた方のカバンに差し込まれていた中日新聞。一昨日の記事をご覧になって参加された方の多かったこと。開催決定の連絡が行き渡らず、市内外の皆さまがどんなに心待ちして、お尋ね下さり、足を運んで下さったことか。また、お仕事をお持ちの方は、年度末に重なり身動きできない無念さを抱えられたのではと思いつつ過ごした最終日でした。
 換気、暖房、湿度に配慮しつつ、消毒やマスクなど皆さまのご協力を得て、300冊近い世界の子どもの本を、会期中300人の皆さまにお楽しみいただけました。
 本に親しむ、お一人おひとりの時間が、南栄住宅集会所で豊かに流れました。板張りと畳の床に置かれた座卓の上の本。世界の国々へと導くパネル板=低い衝立は、子どもの視界を遮らず、全体の広がりを感じさせてくれました。机の向きで順路が変わります。気持ちは落ち着き、楽しみが増します。座布団に座って。壁にもたれたり。時には足を投げ出して。傍らの椅子に座って。自宅のように、ここでゆったり読書されている皆さまの周りに醸し出されたお一人おひとりの世界。畳の間でお昼寝を始めた園児さん。すっかり安心しきって。
 JBBYの巡回展の200冊に加え、豊橋市図書館の資料80点余の貸し出しを受けて実現した本展。実行委員会で準備した資料を加え、約300冊が揃った会場は、市営住宅を持つ町内会の集会所です。私たちの住む「場」で「本」を楽しむ。そのために「ご近所」さんの力は必須です。町内自治会、商店街の皆さまのご理解・ご協力あって実現した「本展」でした。
 3か月間準備にあたった運営委員は4市13名。共生と交流と平和のメッセージを伝えるユネスコ活動に携わる80代~70代の先輩の皆さん。25年余にわたり、「本」があって「人」のいる「学校図書館」の大切さを市に求め続けた仲間と現職の司書の皆さん。40年前から今も、地域子育て互助活動に係る三世代で参加の皆さん。そして来年50年目を迎えるまどか文庫の、お話会活動を地道に繋いでくださった皆さん。お疲れさまでした。
 3月23日(月)~モーニング付き~「第5回実行委員会(最終)」を豊橋駅前で開きます。今回「本展」を通して、まちなか図書館建設計画が進む豊橋市の課題=「図書館に市民をつなげる」解決の道筋が見えてきました!そのヒントとなる、最終日の「本展」の写真をご覧ください。
 写真掲載にあたり、ご一緒に考える機会を頂いた皆さまに感謝します。